GraView: Ruby/GTK で作成した GRA viewer

こちら→graview

画面

NGP ファイルを表示させる場合は ngp2(Version 1.06 以降)も必要です。

日本語メニューを表示させる場合は Ruby GetText Package と moファイル が必要です。

• graview [-I -r n] GRA_FILE or NGP_FILE ...
  -r n : 解像度を設定します。
  -I : NGP ファイル読み込み時にデータファイルのパス情報を無視します。
• 日本語メニューを表示させる場合は Ruby GetText Package をインストールして moファイルを /usr/share/locale/ja_JP.eucJP/LC_MESSAGES/ 辺りにコピーしてください(Ruby GetText Package がなくても英語メニューでの動作に支障はありません)。

1. I コマンドの 「arg5 拡大率」は無視しています。
2. A コマンドの 「arg5 Miter limit」は無視しています。
3. C コマンドの 「arg7」が "2" の場合でも扇形に塗りつぶしてしまいます。
4. D コマンドの 「arg2」が "2" の場合でも EvenOddRule で塗りつぶ してしまいます。
5. ちょっと遅い。

上記問題点の 3, 4 に関して。GDK には Xlib の XSetArcMode(), XSetFillRule() に対応するインターフェイスがないようです(たぶん)。 XSetArcMode() についてはこ ちらに、これから(1998年)実装するようなことが書いてあるのですが、どうなっ ているんでしょう？ GTK+ にないということで、Ruby/GTK にも対応するメソッド は無いようです(たぶん)。

まぁ、上記関数が使えなくてもさほど困らないので すが、正常に表示できない GRA ファイルが存在するのも気になるので、 Ruby/Gtk 用のいいかげんなパッチを作ってみました。これでいいのか全く自信は ないのですが、とりあえず正常に表示できるようです。興味ある方はお試しくださ い。

rbgdk_gra.patchを ruby-gtk-0.25.tar.gzを展開 したディレクトリにコピーして「patch -p1 < rbgdk_gra.patch」を実行した後 README に従ってコンパイルしてください。

• Xlib, GTK+, Ruby/GTK, 等のプログラムは初めてなので、変なことをし ているかもしれません。ご自身の責任において使用してください。
• Ruby は Version 1.6 以上が必要です。

• Vine Linux 2.6
• Ruby 1.6.7
• Ruby GetText Package 0.4.0
• Rury/GTK 0.30
• GTK+ 1.2.10
• XFree86 4.2.1
• Ngraph 6.03.16

• 2001/03/09 Version 0.00
  とりあえず動くものを作る。
• 2001/03/13 Version 0.01
  NGP ファイルも表示できるようにした。
  用紙サイズに合わせて、window サイズを変えるようにした。
• 2001/03/21 Version 0.02
  メニュー、ツールバーを追加。
  フルスクリーンモードを無くした。
  印刷、Ngraph 起動、EPS 保存など機能追加。
• 2001/08/26 Version 0.03
  Ruby/GTK 0.25 の仕様変更に合わせて Gdk::GC#set_dashes の引数を Array に変更。
  
• 2001/09/05 Version 0.04
  「Redraw」を追加。
• 2001/09/25 Version 0.07
  -I オプションの追加(ngp2 Version 1.06 以降が必要)。
  「Option」メニューの追加。
  一部の文字が正常に表示されなかったバグの修正。
  
• Version 0.08
  未公開
• 2002/01/23 Version 0.09
  「Option」メニューに「Auto Scale」を追加(ngp2 Version 1.07 以降が必要)。
  「Help」メニューを追加(中身はありません...)。
  Ruby GetText Packageを利用して日本語メニューを表示可能にした。
  
• 2002/02/18 Version 0.10
  「View」メニューに「Menu」「Scrollbar」を追加、「Auto Window Size」を「View」メニューに移動。
• 2002/03/06 Version 0.11
  「Option」メニューに「Change current directory」を追加(ngp2 Version 1.08 以降が必要)。
  矩形、楕円が確実に描画されるようにした。
• 2002/11/12 Version 0.11
  Ngraph 6.03.16 に合わせて、Ngraph.ini の読み込み部分を更新。